国立病院機構 小倉医療センター

放 射 線 治 療

放射線治療とは?

   放射線は生体を透過します。この性質を利用して、胸や骨のX線写真のように体の内部を見て、病気を発見する方法として
   使われてきました。この放射線を高いレベル(X線撮影で用いる量の数十倍)で用いると、このエネルギーを病気の治療に
   利用できます。
   これが放射線治療です。
   放射線治療は、体の表面や、奥にある病気を治すことができます。
   病気の細胞は、正常な細胞に比べると放射線に弱いのです。その差はわずかですが、正常細胞があまり傷つかず、
   病気の細胞のダメージが蓄積する程度の放射線を繰り返し照射していくことによって、その差が開いていき、やがて、
   正常組織はほとんど損なわれないまま、病気を治すことができます。


放射線治療のすすめかた

@ 放射線治療前の診察
    放射線治療医が、あなたを診察し、また種々の検査結果を参考にして
    治療方針(身体のどの部位に、どの装置を使って、どのくらいの放射線を照射するのか)を決定します。


A 放射線治療計画
    治療計画とは、実際に放射線を照射する前に、最適な範囲や方向を決めるためのものです。
    治療計画に要する時間は30〜40分程度で、治療計画が終了すると、治療部位の皮膚にマジックインクで
    しるしをつけ保護シールを貼ります。
    また、治療計画に続けて1回目の放射線治療もおこないます。


B 毎回の治療
    毎回(土・日・祝を除いた連日)、治療計画時と同じ姿勢・格好で治療台に寝てもらい、治療を受けます。
    治療時間は5〜10分程度で終わります。

時 間

・ 検査時間は、造影剤を使用しない単純検査と、造影剤を使用する造影検査で大きく異なります。
     以下の表を参考にしてください。
項 目時間の目安
治療計画約30分〜40分
治療時間約5分〜10分
※かかる時間は治療の部位により、多少前後します。

注 意 事 項

・ 治療期間中は食事、便通、睡眠等に気をつけて規則正しく治療中心の生活を心がけてください。
・ 治療期間中は主治医の指示に従ってください。入浴許可の方は入浴時に照射部位を
    強くこすったり石鹸を使ったりしないでください。また、入浴時は押さえ拭きをするようにしてください。
・ 食事は栄養価が高く、消化の良いものを食べるようにしてください。
・ 放射線が当たっている皮膚(印を書いてある部分とその裏側)は弱くなっていますから傷つけないでください。ばんそうこうや
    湿布薬を貼ったり、ひっかいたりこすったり、クリームを塗るなどは避けてください。かゆみや痛みがひどいときは主治医に
    相談ください。
・ 外出の時は、人混みの中に行くのは、なるべく避けてください。また、照射部位に日光があたらないよう
    に傘、帽子、長袖の服などで皮膚を保護してください。
・ 下着や寝間着類は清潔で刺激の少ないものを着るようにしてください。
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